ベッコフオートメーションは産業オープンネット展2016で、EtherCAT P対応製品を展示する。EtherCAT PはEtherCATの拡張規格で、EtherCATの高速通信とデバイスへの電源供給を一本のケーブルに統合する省配線技術。15年11月にニュルンベルクで開催された、SPS/IPC/DrIve展で初公開され、対応製品の販売が16年6月から日本でも開始された。
EtherCAT Pはまだベッコフの独自規格という位置付けだが、EtherCAT Technology Group (ETG)では、EtherCATの拡張規格として正式に採用されることが決定しており、規格のドラフト版が16年の9月より公開される予定。トヨタ自動車がEtherCATを全面採用する決め手となったのがこのEtherCAT Pであるとされ、規格が公開されると多くのサードパーティから対応製品が発売されるものと期待されている。
産業オープンネット展ではETGのセミナでEtherCAT Pの紹介が行われ、ETGのブースでベッコフが製品の実機展示を行う。ベッコフはORIN協議会ブースでもTwInCATなどの実機展示を予定している。