オムロンは産業用PC(IPC)を開発、8月1日からグローバルで一斉発売した。今回開発したIPCは大きく4つのタイプにわかれている。
■FA基準の堅牢性と信頼性を備えたWIndows搭載の「産業用PC」
■高速高精度な摺り合せ制御とWIndowsOSによるデータ処理を、独自のハイパーバイザー機能により1つのプラトフォーム上で実現するハイブリッド型PLC「IPCマシンコントローラ」
■リアルタイムOSを搭載し、リアルテイム制御と情報化対応を両立した「IPCRTOSコントローラ」
■同社米国子会社デルタタウデータシステムズ社の技術を活用したモーション制御とWIndowsOSによる情報化対応を両立した「IPCプログラマブル多軸モーションコントローラ」。
それぞれ世界中の生産ラインや設備で標準採用が進む産業用オープンネットワーク「EtherCAT」に対応している。産業用PCとIPCマシンコントローラは、ボックスPCタイプの他に、産業用パネルPC(12.1インチと15.4インチ)から適切な機種が選定できる。
リアルタイムOS搭載タイプは、OSとしてLInuxとVxWorksから選択が可能、多軸モーションコントローラは最大128軸制御に対応する。
産業用PCは改善ポイイントの抽出や予防保全のためのデータ収集ニーズの高まりとともに市場が拡大しており、同社の幅広い製品群とあわせ、生産現場の「制御進化」と「知能化」をけん引するとしている。