フエニックス・コンタクト(横浜市港北区、青木良行代表取締役社長)は、丸形/Y形端子用レール端子台「BTシリーズ」に、黒色印字が読みやすく、さらにその下の渡り配線金具が認識できるようにした半透明板を開発して搭載した「TMTシリーズ」を開発した。
BTシリーズは、ブリッジバーで渡り配線を行うことで工数の大幅削減が図れる利点があるが、白い記名板を取り付けると渡り配線金具が見えなくなり、また透明の記名板は光による反射で端子台と黒色の印字内容が同化するために読みづらい、といった課題があった。
そこで、半透明の記名板を開発することで印字が読みやすく、BT端子台の渡り配線金具の位置も認識できることで作業工数の削減効果が発揮できる。また、取り付けもワンタッチで簡単にでき、端子台のツメで脱落を防止できる。
対応できるのは、BTシリーズのほか、プッシュイン式端子台や9.5ミリ幅の他メーカーの端子台にも使用が可能で、通常の記名板用印字プリンターもそのまま使える。
【主な仕様は次の通り】
■サイズ=幅9.5ミリ、厚さ0.5ミリ■材質=PVC(ポリ塩化ビニル)