「第10回ETGメンバーミーティング」が、日石横浜ビルで7月22日開かれ、ベンダーやユーザーなど171人が参加した。
モーション系のオープンネットワーク「EtherCAT」は国内外で急速に採用が増えている。
ミーティングには、マーティン・ロスタンチェアマンもドイツから来日して講演した。
マーティン氏は「2003年11月に33社でスタートしたETGも、06年には日本オフィスを開設し、現在では日本で約450社に採用いただいている。半導体製造装置団体のSEMIが、EtherCATの本格採用に取り組みを強め、トヨタ自動車もEtherCATの採用を決めるなど評価が高まっている。さらに、OPCとも相互協力で覚書を交わし、今後連携して普及に取り組む」と述べた。
ETG日本オフィスの小幡正規氏は、昨年のSPSと今年のハノーバーメッセで披露した新しい拡張技術のEtherCAT Pに触れ「1本のケーブルで超高速通信と2種類の電源供給ができる画期的な技術として、省配線化などに大きな効果が期待できる」ことを紹介した。
その後、ベンダーなど9社・団体からEtherCAT製品のプレゼンテーションが行われた。
特別講演では、トヨタ自動車と東京大学からEtherCATの活用への期待を込めた説明が行われた。
なお、13社が展示用デスクを置き、EtherCAT対応製品をアピールした。