産業用オープンネットワークを推進する団体と製品ベンダーが一堂に会して展示とセミナーを行う「産業オープンネット展2016」(主催=産業オープンネット展実行委員会)が、東京・大田区産業プラザPIOで7月27日開催され、エンドユーザーなどを中心に約800人が来場し、盛り上がりを見せた。
同展は、オープンネットワークを採用するメリットを紹介し、理解を深めてもらうのを目的に開催しており、今年で5回目。
今回は、オープンネットワークの標準化を推進している10協会・団体と48のベンダー会社が参加し、過去最大規模での開催となった。
IoTやインダストリー4.0など「つながる」がキーワードのものづくりへの関心が高まる中で、産業オープンネットワークの重要性が増しており、同展を参考にしたいという参加者が開会直後から来場し、展示会場を埋めた。
また、38コースを4つの会議室で並行して開いたセミナーも、いずれも盛況で、熱心に聴講する人の姿が目立った。
同展実行委員会の元吉伸一日本プロフィバス協会会長は「事前登録者が多く、この展示会への期待を感じる。8月24日には名古屋でも開催を予定しており、その結果を見ながら今後の継続開催への判断をしていきたい」と語っている。