ミマキエンジアリングはJPデモセンター(東京)、およびTAラボセンター、IPラボセンター(長野)を開設する。東京都内に新たに開設するJPデモセンターでは、SG(サイングラフィックス)、IP(インダストリアルプロダクツ)、TA(テキスタイル・アパレル)の3つの市場の大型機を中心としたプリンタを設置し、各市場に精通した専門要員による説明や、実機を使用したデモンストレーションが体験できる。
また、テキスタイル生産主要国である、インド、上海、イタリア、トルコの世界5カ国に、テキスタイル・アパレル市場向けインクジェットプリンタを設置したTAラボセンターを開設する。現地で入手できる薬剤や水、後処理機を使用しての実践的なテストを行い、結果をもとに顧客に適したソリューション提案を行う。
7月27日に行われたJPデモセンター開所式では、同社池田明代表取締役会長があいさつに立ち、製造装置メーカーから自社製品を開発し現在の大手業務用プリンタメーカーに至るまでを紹介した。
同社では工業製品の製造現場向け機種群の売り上げが昨年比17.4%アップするなど、好業績を支えており、製品の銘版やメンブレンスイッチの印刷などで活用が広がるUVインクジェットプリンタや、フルカラー3Dプリンタなど次々と新製品を開発している。売り上げの7~8%を持続的に開発投資しており、今後も技術開発に注力し、量産ラインに後れを取らない生産性、カメラなどの先進技術での補完、生産管理システムとの情報共有など製品のIoT対応を進めるとしている。