エニイワイヤ(京都府長岡京市、鈴木康之代表取締役社長)は、省配線システム「AnyWIreASLINK」対応機器として耐環境型製品の開発を進め、7月27日に行われた「産業オープンネットワーク展」でデモ機を展示した。
製品は近接センサを中心に、光電センサ、超小型I/Oターミナル、分岐ユニット、光電センサなどでいずれもIP67をクリア、各センサはM12コネクタを採用しており、分岐ユニットと接続することでセンサ本体だけではなく、システムとして悪環境に耐えることができる。
特に近接センサはアンプ中継型、シールド型、非シールド型、耐スパッタ型、フルステンレス型など多くの機種を開発しており、用途や現場環境にあわせた選定ができる。さらに、リモートI/O内蔵で伝送ラインに直接接続が可能なため、中継ボックスや配線束の解消にも貢献。
また、ON/OFF信号だけではなく、センサの状態が表示器を使用して上位コントローラで監視できるため、予防保全の実現が可能となる。CC-LInkなど各種産業用ネットワークに対応するマスタユニットも取りそろえており、幅広いユーザーの要望に対応する。