国際電業(名古屋市昭和区、古川長武代表取締役社長)は、空調ダクト用プラズマ自動切断システム「KPC-04シリーズ」を発売した。
空調ダクト用プラズマ自動切断システムは、工場、病院、ショッピングモールなどの空調設備工事に使用されるダクトを製作するための切断装置。同社は同装置の専用NC装置を基板回路から自社開発している。
今回の製品は、専用の板取展開用コンピュータソフト「DUCTAM Complete7」により入力し、亜鉛鉄板などの金属材料を歩留まり良く、エアープラズマ発生器を利用して、自動切断する。材料にはペン書きでマーキングをすることも可能。
新開発のNC装置を搭載、S字加減速制御により加減速時の機械の衝撃や慣性を吸収、指令に忠実な滑らかな切断軌跡と毎分10メートルの高速切断を両立。プラズマ発火により手動切断が行える手動カットモードを備え、機械原点位置はXY座標4通りから選択可能。NC側での切断速度変更機能も持つ。
高速・高精度移動を支える機械構造で、XYアイアンラバーベルトを使用し、X軸の送りは、両軸ベルト駆動方式を採用、XY軸の支持はローラガイド方式のため、無給油で摺動摩擦が小さい。これにより、加減速時間の短縮による高速化と高剛性化を両立。