昭電はSPDとして、最新JIS安全性試験(JISC5381-11:2014)に対応し、安全遮断技術SITSを採用した電源用SPD「AGNシリーズ(AGN-4)」を、8月から販売開始した。同時に、新JISに対応した「AGNシリーズ(AGN-2)」とコストパフォーマンスに優れた「GNシリーズ(GN-2/GN-1)」も発売した。
「AGNシリーズ(AGN-4)」は、2014年に制定されたJISC5381-11で規定されたSPD故障時の安全性確認の強化に対応。SPDの劣化から短絡故障となる過程を各段階で再現して、安全性(安全に故障すること)を確認することができる。
さらに、安全遮断技術SITSは、JEITARC-4502の付属書Fに規定するSPDとSPD分離器(ヒューズ)との動作協調を採用したことで、SPD故障時の短絡電流遮断において、SPD単体で遮断できる領域と、指定するSPD分離器により遮断できる領域を明確にしている。この2つの領域が重なるように設計することで、SPD故障時の短絡電流を0Aから回路の最大短絡電流まで、全領域において短絡電流遮断が可能。JIS試験クラスⅡ、およびⅠと、公共建築工事標準仕様書(平成28年版)のクラスⅡにも対応している。
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