日東工業は、従来品より約30%小型化され、省スペースに貢献できる協約形プラグイン小型動力分電盤「アイセーバコンパクト」を発売した。
近年、工場、事務所、店舗などでは、サービスの多様化や電源の大容量化により、負荷回路数が増加、分電盤が大型化し、設置スペースの確保が課題になっている。そこで、今回の製品では、長年変わることのなかった協約形3Pブレーカサイズの概念を一新、動力分電盤の大幅な小型化を図った。
従来の協約形3Pブレーカの横寸法75ミリが、3分の2の50ミリになり、2台分のスペースに3台入れることが可能、分電盤設置の省スペース化に役立つ。回路数増加にも対応する。
また、空いたスペースを活用して、エネルギーマネジメントシステム、IoT関連機器などが搭載できる。重量も約30%軽量化され、使用材料が削減、環境負荷の低減にも結び付く。
そのほか、(1)ブレーカの定格遮断容量向上(2)段違い端子構造で安全な絶縁距離の確保(3)AC/DC共有化(4)カセット式付属装置対応-などの特徴があり、安全性、利便性が高い。