日本ナショナルインスツルメンツ(東京都港区、コラーナ・マンディップシング代表取締役)は、8月2日、システム開発ソフトウエアNILabVIEWの最新版「LabVIEW2016」を発表した。
「LabVIEW」は、設計/試作/実装/テストシステムの開発で広く採用されているシステム開発ソフトウエア。最新版では並列動作するコードセクション間の複雑な通信を簡素化するために、「チャンネルワイヤ」機能を新たに追加、複雑な非同期通信を単一のワイヤで表現できるため、開発作業が簡素化されるほか、コードの可読性も高められる。なお、この新機能はLabVIEWのデスクトップ版とリアルタイム版の両方で使用可能。
LabVIEWは対応製品やアプリケーションなどを含めたオープン性を特徴としており、新製品も継承、Pythonで記述したコードや他社製のデバイスとの相互運用性が強化されている。
さらに、5種の64ビットアドオンを新たに提供し、使用可能なRAM/メモリ量が増加するほか、すでに1万種の計測器に対応している「計測器ドライバネットワーク」に新たに500種のデバイスを追加。ベンチトップ計測をより効率的に自動化することができる。