オリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二代表取締役執行役員社長)は出力0.2kW~0.4kWの脚取り付けギヤヘッドおよび高減速比の平行軸ギヤヘッドと、出力0.12kWの直交軸中空ハイポイドを新発売した。
近年、FA分野とモーター製品では装置の小型化・高効率化が求められている。同製品は、幅広い速度制御範囲で優れた速度安定性、薄型・ハイパワーで、装置の省スペース化・高効率化を実現する速度制御用モーターで、脚取り付けギヤヘッドJBギヤ、平行軸ギヤヘッドJVギヤ、直交軸中空ハイポイドJHギヤの3製品を新発売し、高出力かつ小型化のニーズに対応する。
直交軸中空ハイポイドJHギヤの最大許容トルクは41.0N・mで、従来の平行軸ギヤと比べてトルクが飽和せず、モータートルクを最大限に活用可能。脚取り付けギヤヘッドJBギヤは減速比を1/1200までラインアップし、最大許容トルクは518N・m。
直交軸中空ハイポイドJHギヤの場合、平行軸ギヤヘッドと比べて許容ラジアル荷重は2倍、許容アキシアル荷重は1.7倍に向上。直交軸中空ハイポイドJHギヤ、平行軸ギヤヘッドJVギヤは、ステンレスシャフトを採用し、保護等級IP66を実現した。
ブラシレスモーターのため、一般的な動力用モーターとの組み合わせと比べると高効率で省スペース化にも貢献する。