アドバネット(岡山市北区、サンドロ・バランツァ代表取締役会長)は、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が開発、製造する制御システム、DIASYSNetmationシリーズに、従来よりも大幅に演算処理能力を向上したCPUボードを共同開発することを5日発表した。
DIASYSNetmationは、GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル発電)を中心に、国内外に豊富な納入実績を持ち、インフラ設備に求められる高い信頼性と稼働率を実現するために開発された分散型制御システム。火力・地熱発電所などの発電所の制御監視はもちろんのこと、ロケットの打上設備・LNG船・工場からオフィスビルまで、さまざまな製品の制御監視を行っている。
今回共同開発するCPUボードは、MHPSが機能安全認証であるIEC61508を取得したDIASYSNetmation4S(フォース)で培ったノウハウをもとに現行製品より大幅に演算処理能力を高めつつ、制御対象となるプラントの信頼性、安定稼働を高いレベルで実現する。今回共同開発するCPUボードは、高信頼性が要求される市場向けに標準製品としてラインアップされる予定。