新愛知電機製作所(愛知県小牧市、粟田泰史代表取締役社長)は、コントローラを内蔵した世界最小クラスの電源切り替え開閉器「CMAC-C」を開発、近日発売する。
エネルギーマネジメントシステムが工場、ビル、住宅などに広がる中、太陽光発電、自家発電機、夜間電力、家庭用蓄電池向けに電源切り替え開閉器が使われている。新製品は、住宅用分電盤に搭載できるように世界最小クラスの小型化を実現した。3極タイプのサイズは、幅166×高さ170×奥行き60ミリ。
コントローラを内蔵、リレー、タイマーも内蔵したことにより、配線スペース、接続工数が削減できる。主回路配線を接続するだけで使用が可能で、内蔵のタイマーにより電源の切り替えタイミングを設定できる(工場出荷時1~5秒、標準設定5秒)。
その他、(1)商用側(A側)優先回路のON/OFF設定が可能(2)RoHSに対応しており、特定の有害物質を含んでおらず、人体の健康や環境に影響を与えない(カドミレス接点使用、鉛フリー)(3)JEM1465、電気用品安全法に準拠-などの特徴がある。
定格電流は30Aタイプと、60Aタイプが用意され、定格絶縁電圧はAC250V、定格使用電圧はAC220V。機械的寿命は1万回。