日東工業は、電気室に設置が容易な上下2分割フレーム式開放形の「高圧一括受電設備」を発売した。
高圧一括受電とは、集合住宅において、電力会社から一般的な低圧(100V~200V)の住戸単位ではなく、高圧(6600V)の建物全体で一括して受電する方法で、通常の個別契約と比べ、安価に電力を調達することができる。マンションなどでこの電力一括受電サービスの普及が進んでいる。
今回の設備は、開放形の高圧一括受電設備で、電気室に設置が容易。自立フレーム式分割型にすることで、現地での作業が簡略化できる。ユニット方式のため、フレキシブルなレイアウトが行え、増設工事も簡単。L形、コ形配置にも対応できる。さらに、上下2分割にすることで搬入作業も容易で、搬入時間も短縮できる。
内側基礎ボルトの採用により、背面壁側への近接設置状態、連結状態で基礎ボルトによる固定が可能。機種として、高圧受電盤、コンデンサ盤、低圧電灯盤、低圧動力盤がそろっている。