横河メータ&インスツルメンツ(東京都武蔵野市、山崎正晴社長)は、プレシジョンパワーアナライザ「WT1800Eシリーズ」を25日から発売した。価格は75万円から。2016年度550台、17年度850台の販売を計画。
新製品は、11年に発売した「WT1800シリーズ」の後継機種で、測定精度を向上させるとともに、新たな機能・オプションを追加した。
測定精度を商用周波数50/60Hzにおいて、電力基本確度で従来品比のプラスマイナス0.15%から、プラスマイナス0.1%に約30%向上。
また、0.1Hz~10Hzの低周波数においては、同プラスマイナス0.5%からプラスマイナス0.18%に約60%向上しており、幅広い周波数帯域で精度の高い測定が可能になる。
さらに、EV用モータの周波数が変動する機器の連続測定の対応に回転数が変化する機器を測定するには、回転数の変化に伴い入力信号の周波数が変動するため、その都度、測定時間(データ更新周期)を変更する必要があったが、入力信号の周波数に追従して自動でデータ更新周期を変更する機能を追加。これにより、連続測定が可能。
オプションで、本体に内蔵できる電流センサ用電源と専用アクセサリを用意しており、大電流測定がシンプルで耐ノイズ性能が高いシステムと省スペースで実現できる。