京セラは、光学部品事業のさらなる強化を図るため、米国IDEX Corporationの子会社で光学部品専業メーカーであるメレスグリオ(埼玉県比企郡ときがわ町、小野嗣典社長)の全株式を取得し、子会社化する。
グローバル規模で生産工程の効率化や自動化が進むFA市場は、今後も活発化が期待されている。特に画像を認識し、位置決めや計測、検査を行うシステム「マシンビジョン」や「ロボットビジョン」向けの光学部品は大きな需要拡大が予想されている。
メレスグリオはFA機器向けの大口径レンズや高精度レンズの開発製造技術を有しており、京セラグループはメレスグリオを子会社化し、京セラオプテックとのシナジー効果を最大化させることで、FA機器向け、半導体製造装置向けにおける一層の製品力強化と事業拡大を目指すとしている。