■高速搬送ラインに対応
シーシーエス(京都市上京区、各務嘉郎代表取締役社長)は、画像処理検査ラインセンサ用LED照明「LNSP2シリーズ」を2日発売した。
新製品は、冷却ファンのない自然空冷方式では業界最高水準となる約90万ルクスという高照度を追求したNDF(No-Diffuser)タイプと、約65万ルクスの照度で発光面の均一性と照度を高水準で実現し、広い用途に対応する製品の2タイプ。
両タイプとも高照度で高速搬送の製造ラインに対応した製品だが、NDFタイプは、不織布など高い拡散性を持つ対象物の検査に適しており、標準タイプは、さまざまな検査に適した、より汎用的な製品として位置づけをしている。
両タイプとも、冷却ファンや水冷装置のない自然空冷式のため冷却機能の故障のリスクがなく、また空気中の塵埃(じんあい)に影響を与えないため、クリーンルームなどでの利用に適している。また、同照度のほかの照明と比較すると軽量かつコンパクトな筐体設計で省スペース化を実現。さらに、発光面の短辺は25ミリと幅が広いため、設定も簡易。発光面を片側に寄せた筐体設計によりカメラの視野を遮ることなく検査対象物に照明を近づけることができるため、ごく微細な凹凸検出に最適なローアングルでの照射や、カメラの軸に近いハイアングルでの照射で陰影の少ない明るい撮像が得られるなど、検査対象に合わせた自由度の高い設定が可能。
製品ラインアップは、LED発光色は白色、サイズは100ミリタイプから1000ミリタイプの10サイズと、NDF、標準タイプあわせて20機種を用意。それ以上のサイズや白色以外の発光色についても要望に応じカスタム対応する。