アクア(東京都千代田区、杜鏡国代表取締役社長兼CEO)と、日本マイクロソフト(東京都港区、平野拓也代表取締役社長)は、日本国内において家電とクラウドを組み合わせた家電IoTサービス開発の協業を行うことに合意した。
第1弾として業務用コインランドリー機器をIoT化し、新たなサービスビジネス開発につながる。
白物家電メーカーとして一部に三洋電機の流れをくむアクアと、日本マイクロソフトが協業し、家電とクラウドを組み合わせた家電IoTを提供する。プラットフォームには、AIやビッグデータ分析、コグニティブなど家電IoTの実現に不可欠な機能を備えたパブリッククラウドプラットフォームMicrosoft Azureを活用し、高セキュリティのソリューションを短期間で開発できる。
第1弾として、業務用コインランドリー機器のIoT化を進める。機器の稼働状況に関するデータをクラウドに上げ、ビッグデータとして蓄積して分析。使用状況やパターンなどを解析し、ユーザーの潜在ニーズを捉え、新製品や新サービスの開発につながる。
現在、アクアITランドリーを導入しているコインランドリー店は日本で1252店舗ある。その1万6000台以上の機器の稼働状況や売り上げ情報、故障やトラブル情報をリアルタイムに蓄積して分析するサービスを提供する。オーナーは、機器入れ替えや設備投資など負担はゼロで使うことができる。
またアクアITランドリーの会員ユーザーは、コインランドリーの空き情報の閲覧や洗濯終了メールの受信、キャンペーン情報のほか、地図サービスとの連携やソーシャルメディアとの連携、他業種のポイントサービスとの連携なども使用できるように開発していく。
2017年内にテストマーケティングを開始する予定。