コスモネット 次世代ショットカウンター発売 治具稼働回数など管理

コスモネット(東京都大田区、東好明代表取締役)は、ワイヤハーネスなどのかしめ治具の寿命管理を行うショットカウンター「PSC-07AD」の販売を開始した。

新製品は、ピエゾセンサーを内蔵することで、治具の振動波形を識別し、それをコンピュータ処理することで正確な稼働回数を把握できるもの。ショットカウンターには、ID番号や製品番号、目標ショット数などが設定でき、1個で刃型など16種類までの部品を7桁の数値で管理することで、刃型摩耗など目視確認時期などの警報を赤色LED点滅によって表示できる。これによって、刃型や部品などの交換時期と場所、ショット数といった交換履歴の管理が可能になる。ショットカウンターのデータは、光通信を使って最大512個までをハンディターミナルで読み取り保存ができ、さらに、一括してパソコンへも光通信で送信が可能。

パソコン画面上では、読み取り忘れを防止する色反転や、目標ショット数の90%到達での黄色表示、目標ショット数超えの赤色表示といった警告を見ることができる。

ショットカウンターの形状はφ32ミリ、厚さ8ミリと小型・軽量で、強力マグネット吸着で取り付けも容易。価格は、ショットカウンターが1個6500円。

同社はハーネス検査装置をはじめ、ハーネス周辺関連メーカーとして25年の歴史を誇るが、これまで蓄積してきた技術を生かした産業用センサー分野にも進出。

今回のショットカウンターを皮切りに、今後は「TANGOシリーズ」として産業用センサーの開発に取り組む計画である。

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