安川電機は、ACサーボドライブΣ-7(シグマ・セブン)シリーズに、移載・アライメント用途に最適なFT62仕様を追加し、9月から納入を開始した。価格はオープン。FT62仕様は、定点出力機能と回転座標系機能に対応している。
定点出力機能は、機械の可動部が基準位置を通過時に、サーボパックから信号を出力、画像処理が必要なシステムにおいて、カメラのシャッタートリガとして使用できる。
また、加工開始や搬送開始など、タイミング同期のための信号として使用することも可能。
高速なラインドライバによる定点出力32点(出力端子数2)、フォトカプラによる定点出力32点(出力端子数3)を個別に設定することができ、ラインドライバによる定点出力においてばらつき5マイクロ秒以下を実現して、高精度なタイミングを必要とする装置にも適用できる。
回転座標系機能(回転テーブル制用)は、システムに合った座標系でサーボパックを制御、監視することができ、移動方法も四つから任意に選べる。
さらに、定点出力機能との組み合わせにより、回転テーブルの所定の角度で1回転ごとに信号を出力するといった用途にも応用可能。