デンソーウェーブ(愛知県知多郡、中川弘靖代表取締役社長)は、新型高速スカラロボット「HSRシリーズ」(可搬8Kgモデル)を10月から発売を開始する。
同製品は、実工程で求められる基本性能である「速く動き始める」、「速く動き続ける」、「正確に止まる」の3点の基本性能を極限まで追求し、本物の高速性を実現。従来、業界で指標とされていた、瞬間最大速度ではなく、CPM(Cycle Per Minute=1分間の仕事量)にこだわり、高速連続稼働を可能とし、さまざまな高速アプリケーションの対応に貢献する。
モータ配置などを抜本的に見直し、アーム先端の軽量化を最大限に実現。さらに、放熱性を向上させ、実工程で求められる連続稼働による高速性を可能にした。剛性強化した新型アームとシャフトの採用により、可搬質量8㎏を実現。長年、ロボットを内製してきた独自のノウハウにより、機械設計と制御を高次元で連携。アームの状態を動的に制御に反映させ、短時間でアーム先端の制振を可能にする。