ワコムは、電気設計CADソリューション「ECAD」の新シリーズとして、「ECAD DCX 2017」を9月末から発売する。
新シリーズは、リアルタイムでのエラーチェック、回路図面からの部品情報や配線情報の自動抽出、配線測長機能など、設計業務に加え、製造や調達業務なども含めた業務全体の効率化を可能にしている。また、従来の「ECAD」シリーズで作成された図面ファイル資産を、新シリーズでも同様にメンテナンスできる機能を搭載している。
しかも、ECAD DCXで設計したデータを「ECAD dio」データ形式で取引先へ納品することも可能。
ECAD DCX導入時にはトレーニングを含む環境構築支援サービスも強化しており、新規の導入や、従来の「ECAD dio」使用者も安心して導入できる。
さらに、他社CADユーザーとのデータのやり取りも、DWG/DXFデータ互換性の向上でこれまで以上に確実に行える。
「ECAD DCX」には、プロフェッショナル版の「ECAD」と、仕向け先ごとに仕様の違いを管理するバリエーション機能を追加した、プレミアム版の「ECADDCX Professional 2017」が完備している。
同時発売で、「ECAD dio」でも、「ECAD dio」「ECAD dio Engineer 2017」「ECAD dio Designer 2017」を、新バージョンとしてリリースする。
なお、同社では新シリーズの発売に合わせ、セミナーを全国各地で開催する。セミナーでは、多くの電気設計現場で起こっている問題とその解決方法と、短納期/低コスト/高品質をキーワードに、「設計プロセス改革」について説明する。