星和電機は、国内業界で初めて可燃性ガス、または引火性液体によって爆発・火災の危険がある防爆エリアに設置することが可能な防爆形非常用LED灯器具を開発、15日から受注を開始した。
現在、建築基準法で定められている非常用照明器具は、「白熱灯」と「蛍光灯」に限られ、非常用光源としてLEDを使用できなかった。
新製品は防爆エリアにおいても非常用光源のLED化を望む多くの声に応え、国内業界で初めて、産業安全技術協会から型式検定に合格し、国土交通大臣の認定を受け、日本照明工業会のJILマークを表示した防爆形非常用LED灯器具。JILマークが製品に貼り付けてあり、これまでどおり建築確認業務がスムーズに行える。高効率的なLED採用で、点灯時は白熱灯器と同等以上の明るさを実現し、節電・省エネが図れる。充電状態はランプモニター(緑色)が点灯、周囲の照明器具の常時点灯時、この状態であれば正常と一目でわかる安心設計。
内蔵されている蓄電池の寿命は4~6年、器具を設置した状態での電池交換が可能。IEC整合規格では電気機器の最高表面温度の許容値が6段階に分類され、VZAAシリーズは従来の防爆形白熱灯および蛍光灯器具に比べ、温度級が最も高いT6に適合する。
器具寿命は蛍光灯の約5倍、白熱球の60倍も長持ち、煩雑な作業場でのランプ交換頻度が少なく、省メンテナンス化が可能だ。