日立製作所は、10月27日と28日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で、日立グループの世界最大規模のイベント「Hitachi Social Innovation Forum 2016 Tokyo」を開催する。18回目となる今回は「協創で、IoT時代をリードする」をテーマとし、3万人以上の来場を見込む。
基調講演では東原敏昭執行役社長兼CEOが、「デジタル技術と協創で加速する社会イノベーション」と題し、デジタル技術を活用した日立の社会イノベーション事業で、社会の課題を解決し、人々の生活の質を向上させる、新たな価値創造のありかたを提示する。特別講演では、ニューヨーク大学工学研究科教授のナシム・ニコラス・タレブ氏が「不確実性を富に変える逆転の発想~イノベーションの進め方~」と題し、イノベーションや成長、改善を促進する抗脆弱性について議論する。また、日本総合研究所の寺島実郎会長、ロンドン・ビジネススクール リンダ・グラットン教授、大阪大学基礎工学研究科の石黒浩教授らの講演を予定している。ビジネスセッションでは、IoTやAI、バリューチェーンなどをテーマに議論を行う。
会場では、協創を生み出すIoTプラットフォーム「Lumada」を中心に、エネルギー、インダストリーなど五つのカテゴリーで20テーマ以上を展示。ヒューマノイドロボット「EMIEW3」の展示やデモも実施する。