横河電機は、安全計装システムの機能を強化した「ProSafe-RS(プロセーフ・アールエス)R4.02.00」を開発、9月28日から販売開始した。価格は500万円からで、2016年度1600システム、17年度1700システムの販売を計画。
今回の機能強化では、プラントのライフサイクルにわたって安全を確保するための管理手法である機能安全管理(FSM)を支援するために、エンジニアリング環境「オートメーション・デザイン・スイート(ADスイート)」を拡張した。
ADスイートのツールを使って、体制表、ワークフロー、およびチェックシートを作成し、プラントのライフサイクルの各フェーズにおいてやるべきことを明確化して、効率よく作業を進めることができ、ユーザーの負担を軽減し、FSMの確実な遂行を支援する。また、制御ロジックを構築するためのプログラミング言語として、ユーザーの要求仕様書で使われる入出力の関係を表形式で示す原因/結果表と状態遷移図を使用できる。さらに、緊急時の安全計装システムの動作を簡易HMIやCause&Effect表、および状態遷移図の上でシミュレーションして確認でき、安全計装システムの動作の把握が容易になる。