IDEC 温度センサ用防爆バリアを発売 熱電対、測温抵抗体など

IDECは、危険場所に設置された熱電対、測温抵抗体などの温度センサ用の絶縁バリア「D5072形」を9月30日から発売した。

新製品は、危険場所に設置された熱電対からのmV入力信号、測温抵抗体からの抵抗入力信号などをDC4~20mAへ変換し非危険場所にあるコントローラに出力する高機能な温度信号変換器で、バリアシリーズD5000シリーズの特長である薄形設計(12.5ミリ)、電解コンデンサを使用しない長寿命設計、広い使用周囲温度(マイナス40~70℃)、G3耐腐食コーティングの採用など、ユーザーにとって使いやすく信頼性の高い製品。今回の温度センサ用絶縁バリアをはじめ、同社では、本質安全構造の絶縁バリアとして、アナログ入力バリア、アナログ出力バリア、ソレノイド用バリアを展開しており、今回の新製品により、爆発性ガスの存在する危険場所での化学原料のプロセス製造に必要な本質安全防爆構造の絶縁バリアラインアップが完成する。

防爆性能は「Ex ia」ⅡC、防爆構造も「本質安全防爆構造」、TIIS検定も合格している。

温度センサ2chの温度入力の合計、差分、最低、最高温度を4~20mAで出力することもでき、バーンアウト、内部故障、センサの入力範囲外、出力飽和、バリアの使用温度範囲外を検出し、0~24mAの範囲で出力値の設定が可能、計装した温度の下限・上限のしきい値を設定し、警報信号(ON/OFF信号)として出力もできる。

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