ローランドディージーは、机上型の3次元切削加工機の新製品「MODELA MDX-50」を発売した。
MODELAシリーズは、デスクトップファブリケーション(机上工場)をコンセプトとしており、製造業の設計開発部門での試作品やパーツ製作、生産現場の治具製作、学校での教育研究用途に使われている。同製品は、従来品の切削能力はそのままに、XYZ軸の動作速度を上げることで、生産性を向上。最大6本の工具を自動交換する自動工具交換装置は、工具交換によるダウンタイムを排除し、荒削りから仕上げのワークフローを効率化する。オプションの回転軸ユニットを装着することで、2面、4面などの多面加工や円筒物の加工工程を効率化することもできる。
A4サイズの大型モデルの加工はもちろん、複数のパーツを並べて加工できるよう大型化。また、加工状況を確認しながらスピンドルの回転数や加工速度をコントロールできる操作パネルを本体前面に設置。加工完了やエラー発生をメールで通知や、工具の使用時間や交換時期を把握できる機能を搭載している。