NTTデータ グローバルソリューションズ(東京都墨田区、大西俊介代表取締役社長)は9月28日、事業説明会を行い、日系企業のグローバル展開にともなうSAP導入とサポートを拡大していくことを発表した。
企業のグローバル展開が進むなかで、日本にある本社と各地域とのコミュニケーション不足やシステム連携などが課題となっている。同社はNTTデータグループの一員として、世界に展開する日系企業を中心にSAP事業を展開し、柔軟に変化・適応するIT基盤の構築やビジネス拡大をサポート。国内本社の意向や方針をグローバルで展開できるような仕組みづくりを支えている。
特に製造業に強みを持ち、自動車のティア1やティア2、産業機械メーカーなどに対し、SAP ERPの導入実績がある。2012年の設立以来、右肩上がりで成長を続け、15年度の売上高は97億6000万円となった。
製造業のIoT化に対しても、基幹システムであるERPと、製造システムであるPLMなどの連携も視野に入れて動いていくと話している。