米・マキシム社は、センサーおよびアクチュエータとの通信用ネットワーク「ⅠO-Link」の取り組みを強めるために、フィールドネットワークの団体、日本プロフィバス協会(元吉伸一会長)に入会した。
ⅠO-Linkは、ヨーロッパで急速に採用されてきた標準規格のⅠO技術で、現在日本市場でも関心が高まっている。
同社はIO-Linkの重要性を認識して、この技術を使用したさまざまな製品を開発してきており、ⅠO-Linkデュアルチャネルトランシーバ(業界最小)のMAX14827、初めての4ポートIO-LinkマスターリファレンスデザインのMAXREFDES79#、およびⅠO-Link温度センサーリファレンスデザインのMAXREFDES42#などインダストリ4.0に影響を与える製品も多い。
米・マキシム社インダストリアルおよびヘルスケア担当のスイ・シエバイスプレジデントは「日本プロフィバス協会への入会は、ⅠO-Link標準規格に対する当社の取り組みの現れであり、インダストリ4.0による新しい市場への採用を加速する活動の一環である」と語っている。
ⅠO-Linkは、センサーおよびアクチュエータとの通信用に世界で初めて標準化されたⅠO技術(IEC61131-9)で、ポイント間通信は、長年にわたって確立された3線式センサー、およびアクチュエータ接続をベースとし、ケーブルの材質に関する追加の要件も無いのが特徴。
日本ではオムロンが対応製品を発売しているほか、ドイツのセンサーメーカーの多くが対応品を発売している。
なお、日本ではマキシム・ジャパン(東京都品川区、滝口修代表取締役社長)が営業活動を行っている。