NKE(京都府長岡京市、中村道一代表取締役社長)は、同社が持つ省配線機器「ユニライン」のデバッグ工数を削減する「無線デバッグユニット(DU-01W)」の販売を開始した。
ユニラインは2線ケーブル1本で実現でき、PLCをはじめ、パソコンやSBCなど多くのコントローラによる制御システムの省配線化を行うユニット。三菱電機、オムロン、横河電機などのPLC用にインターフェースユニットも同社が提供している。
新製品のデバッグユニットは、ユニラインで構築した省配線ラインのI/Oチェックや、プログラム入出力確認を、スマートフォンやタブレットなどの無線端末を使用して簡単に行うことができる製品。本体はユニラインの信号線上であればどこに設置しても使用可能で、作業者は手元の無線端末を見ながら手軽にデバッグ作業を進めることができる。また、I/Oの状態をチェックすること以外にも、無線端末から強制的にI/OのON/OFFを切り替えることや、プログラムのデバッグなども簡単に行える。
無線端末用のソフトは、Windows用ソフトに加え、Android用、iOS用のアプリも無料配布している。
市場価格として4万5000円前後を想定、販売目標台数は今年度100台。