リニアテクノロジーは「IoTビジネスカンファレンス」において、『IoTのラスト・ワン・マイル』と題して、講演を行う。
講演では、モノが発生するデータをケーブル敷設なしでインターネットに送り続ける無線ネットワークには幾つもの選択肢が存在し、その中で、接続信頼性と電池寿命の両方を設計時に保証する方法として、Dust Networksが提供するユニークかつ堅牢な技術を他の方法との比較と共に紹介する
同社は、「切れない無線」という特性を打ち出している「SmartMesh」の普及に携わっている。2011年に同社と合併したダスト・ネットワークスが開発したセンサーネットワーク向けの無線システムで、自律分散型のメッシュネットワーク構成をとっており、通信速度は数十kbps程と速くはないが、パケット到達率99.999%という極めて高い信頼性を実現している点が大きな特徴。構成にもよるが、単3電池2本でセンサーノードを10年以上動作させられる高い省電力性も大きな利点になっており、海外では、プラントやパイプラインの管理など、厳しい環境でも使われている。SmartMeshは、その特徴である高い信頼性を生かし、付加価値の高い用途を中心に利用を広げていきそうだ。