日本電機工業会(JEMA)は、特別セミナー「実証段階に入ったIoT」を東京・日経ホールで18日開催した。
JEMAでは、昨年12月に開催した「システム コントロールフェア(SCF)」で「第4次産業革命-つながる化」を提起した。今回のセミナーでは、約1年が経過しての現状や、その後社会がどう変化したか、などを国内外から講師を招き、開いた。
米のインダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)のステファン・メラー氏、独電気・電子工業連盟(ZVEI)のベルンハード・ディグナー氏、JEMAの松隈隆志氏が、それぞれの立場から、IoTの進捗状況と今後の取り組みについて説明。経済産業省経済産業政策局の井上博雄産業再生課長も日本の戦略について講演した。
また、パネルディスカッションとして、オムロン、パナソニック、日立製作所、三菱電機の4社がパネリストとして参加して、実証段階のIoTについて討論した。
JEMAでは、インダストリー4.0に呼応して、昨年8月から「スマートマニュファクチャリング特別委員会」を設置して、IoTによる製造業の変革の方向性について検討を進め、今年5月に提言書「製造業2030」をまとめている。
今回のセミナーでは、この提言書をもとに、今後のIoT推進の戦略について報告を兼ねて開催した。