プエルト(東京都町田市、本田寿明代表取締役社長)はエクセルアドインのOPC UAクライアント「Excel Monitor」を開発、OPC Foundation認証プログラムの認証を取得、発売を開始した。
同製品はインダストリー4.0で推奨されている通信規格OPC UA通信を利用し、データを取得、エクセルで監視・分析ができるソフトウエア。設備などの状態監視はもちろん、OPC UAサーバー機器開発時のモニター用としても活用ができる。
リアルタイムデータをセキュアにエクセルに取り込むことができるほか、作成した画面と設定した通信状態を保存、復元も可能。特別なプログラミング知識は必要なく、モニターしたいデータを簡単にセルや図形に表示ができる。特定のデータをモニターし、連続したセルに順番に格納したり、セルの範囲を設定し、データの先入れ先出しをして最新のデータだけを表示することも可能。エクセルアドインソフトのため、グラフや演算といったエクセルの機能はそのまま使える。エクセルは日本語と英語に対応。
フル機能が使える無料のデモソフトウエアもHPからダウンロード可能(1時間ごとのタイムアウト制限あり)。販売はベルチャイルドが行う。
http://www.ibress.com/ExcelMonitor/
開発したプエルトの本田社長は「OPC UAでクライアントとして認証を取得した製品は日本で最初。開発には苦労したが、今後もユーザーインターフェースをさらに改善していくなどバージョンアップを進めていきたい」としている。