中央電子(東京都八王子市、松井達之社長)は、13、14日の両日、「CECプライベート展2016」を同社営業センター(東京都八王子市)内に開設しているショールームで開催、特別招待者約300人が来場した。
同社の製品、技術をじっくり見て、理解を深めてもらうために、招待者限定で開いており、今回で4回目。
「医療用カート」「ラック関連製品」「セキュリティと環境監視」「計測・制御」の大きく4つのゾーンでは、新製品・参考出品11アイテムをはじめ、注力製品・ソリューションが披露された。
中でも、業界最薄20ミリ(同社調べ)の表面取り付け式非接触ICカードリーダーや、クラウド向けオープンラック、蓄電池を搭載した移動用カート、工場内の通信ネットワークを構築するEtherCAT小型マスターモジュールなどが特に注目された。
また、新技術開発では、ディープラーニング(AI)によるミリ波パッシブ技術や、不可視光画像識別など、同社の幅広い基礎・応用技術が披露された。
さらに、休憩スペースでは同社が1970年に発売した小型の電子計算機555や、直流安定化電源など創業の頃の懐かしい製品も展示されており、同社の技術の一端を示すものとして、注目を集めていた。