機器のインタフェイスを担う操作用スイッチは、用途や機能によって多種にわたる。
操作用スイッチ全体としての傾向は、微少電流化、薄型化、高輝度化、それにDCタイプの高電流化である。
このうち、DCタイプの高電流化は、自然エネルギー、中でも太陽光発電の普及に伴うDC機器の増大、EV(電気自動車)に対応した充電関連インフラでの需要増などが背景にある。DCの高電流でのスイッチ切換技術はACに比べ接点への負担が大きいことが背景にあるが、今後DC機器の効率性の良さなどから確実にDC切換スイッチ需要が確実に拡大するとして、開発が進んでいる。
高輝度化はLEDの技術改良で格段に進んでいる。スイッチの薄型化、省エネ化にもつながっており、メンテナンスコストの削減効果も含めるとその波及効果は大きい。