産業用イーサネットスイッチは、Ethernetベースの産業用オープンネットワークの普及や、製造現場で流通する情報量の増大に伴い市場で普及している。
OA現場で使われるイーサネットスイッチとの明確な違いは「耐環境性能」と「安定性」。特に耐環境性能は、制御盤内に設置される事も多いため、マイナス40〜75℃といったスペックの製品まで登場している。安定性は「耐ノイズ性」も重要な要素になっており、EMCの工業規格に準拠し、ノイズに強く、またスイッチ自体がノイズを出さない仕様となっている。また、設置環境にも配慮がされていて、DINレール取付やDC24V給電、ネジ端子による電源接続、各Ethernetポートのシールド対応等がされている製品が多い。ULやCEなど海外規格取得やPoE、QoSなどの機能も搭載されているものも多い。