FA(産業)用コンピュータは、工場の生産設備から社会インフラの上下水道、鉄道、交通、通信まで幅広い分野で使用されている。長期間の安定した製品供給と24時間の連続稼働、さらに、使用周囲環境に左右されない頑強性が求められる。最近のFA(産業)用コンピュータは、処理スピードの高速化に加え、小型化が著しく、一層用途を広げている。
インダストリー4.0などに代表される新しいものづくりコンセプトの中でFA(産業)用コンピュータは上位システムとしての制御から、センサーやIOなどの収集用エッジコンピューティングの一翼を担う重要機器として注目を集めている。OSもWindows、Linuxなど、用途によって使い分けされており、WindowsOSとリアルタイムOSを同時に処理することも可能になるなど、使いやすさが増しつつある。