IDECの「人-ロボット協調安全用スリーポジションイネーブル装置」が、第7回ロボット大賞において日本機械工業連合会会長賞を受賞した。
同シリーズは現在までの約2年間で累計250万台を出荷した実績を持つ、ロボット操作時の予期しない動作から回避する安全装置。この装置の国際規格は同社の取り組みを通じて策定され、人-ロボット協調空間における安全確保のスタンダードとして高いシェアを獲得している。近年はロボットシステム1台につき複数の安全用機器が使われるケースが増え、ニーズもさらに高まっている。
受賞理由として、特許取得のみならず国際規格づくりを成功させることで高いシェアを確保し、多くの産業用ロボットメーカーのみならず工作機械への使用を実現したという意味において、要素技術としての点だけでなくビジネス・社会実装の面でも評価。
ロボット革命が始動した2014年前後より、人-ロボット協調環境での重要な安全装置として、一層の応用開発を推進することで、100万台出荷を達成した。