アクティブリンク パワーアシストスーツ プロトタイプ発表

アクティブリンク(奈良市、藤本弘道代表取締役社長)は、起伏や障害物に対して順応性が高い二足歩行、重量物の運搬を可能とする「パワーローダーMS-04」のプロトタイプを、19日から21日まで東京ビッグサイトで行われたJapan Robot Week2016で公開した。また、同製品の技術情報を大学や研究機関に公開することを発表した。

同製品は、起伏や障害物が多く、車輪移動に適さない場所に適した二足歩行型のパワードスーツ。人が荷物を持ち上げて前に抱えて運ぶ姿勢に近い形になっていて、人が同製品を抱え込むように装着して使用する。NVIDIAのディープラーニングプラットフォーム「NVIDIA Jetson TX1」を採用したモニタリングシステムを搭載し、足元の状況をリアルタイムに把握しながら歩行ができる。
目標仕様は、アクチュエータは200〜250Wのブラシレスモータ8軸と、ジャイロ・加速度センサ1ch、力覚センサ4ch、ポテンションメータを基本とし、制御プログラムは改造できるなど高い拡張性を持つ。
また同社は同製品の技術情報を大学や研究機関に提供する。パワーアシスト制御や人間機械協調系など、さまざまな研究に利用してもらい、新技術・装置の具現化、実用化に貢献し、より良いパワーローダーの実現につなげていきたいとしている。

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