産業向けIoT普及でニーズ
PFU(石川県かほく市、長谷川清代表取締役社長)は、産業向けIoTの普及に伴う多様な市場ニーズに対応するため、フィールドネットワークの機能を強化するEtherCATカードや、組み込みコンピュータの主要モデル追加を行い、10月19日より販売を開始した。
EtherCATカードは信頼性を高める2つの機能を新たにサポートした。
一つは、機器やセンサーとのネットワーク2重化機能で、EtherCATネットワークやスレーブ装置の異常発生時にも通信を継続し、安定的な制御を実現。もう一つは、ホットコネクト機能で、マスタ装置の稼働を停止することなく、スレーブ装置交換、取り外しといった保守作業を行うことができるため、ユーザーの装置あるいはシステムのダウンタイムの短縮に貢献する。
さらに、機器制御用のアプリケーション開発に必要なコンポーネントをEtherCATSDKとして新たに提供を開始し、EtherCATを利用したシステム開発を効率的に実現できる環境を整え、より一層導入しやすくし、製造現場における各種装置や設備などのさらなる安定稼働と生産性・品質の向上を実現する。