製造業のカイゼンが製造現場にとどまらず、間接部門の業務にまで広がっている。例えばテクノ・サービス、アデコなどの人材派遣企業のスタッフが製造現場で働くことはあたり前になりつつある。また、従来は各メーカーで管理していた顧客貸出し用機器のメンテナンス、在庫管理、発送をヤマト運輸のグループ企業が一括で請け負うなど、業務のアウトソーシング化が進んでいる。ユニフォームの分野でも、アウトソーシングが業務効率の向上に一役買っている。ユニフォームレンタルを手掛けるアラマークユニフォームサービスジャパン(以下アラマーク)のサービスを利用している東京精密の総務部総務課・谷戸課長に話を聞いた。
-東京精密にはどの様なユニフォームがあるのですか?
当社は半導体製造装置・精密測定機器の開発、製造、販売を行っているため、油煙が舞う金属加工工程から、一般的な工場と同じ雰囲気の筐体組み立て工程、クリーンルームで行う調整・検査工程など多くの工程で、それぞれの作業にあったユニフォームを使っています。その中で、セパレートタイプのクリーン度がそれほど高くない工程で着用する作業着はアラマークのレンタルユニフォームです。定期的に回収、洗濯、配送してくれるのはもちろん、人員の増減などにも柔軟に対応できるので助かっています。
-レンタルユニフォームのメリットは?
なんと言っても楽なことです。在庫管理、破損時の交換も基本はおまかせです。また、購入と違い、イニシャルコストがかからないので、人員増時の予算化がスムーズです。しかも、採寸を行い、各自にあわせたサイズのユニフォームが届きます。全てのユニフォームは管理番号で誰のものか分かるようになっており、配達の際も総務で受け取るのではなく、所定の場所まで持ってきてくれるので、総務も現場も助かっています。
-現場の方の声は?
まずは洗濯しなくて済むことが大きい(笑)。クリーニングだけのサービスもあり、ユニフォームの種類によって使い分けをしています。また、自分にフィットした作業着で仕事ができるので、袖が巻き込まれたりせず、安全性が増したという声も聞かれます。
-アラマークを選んだ理由は?
かなり前から利用させていただいているので、わからないというのが正確です。ただ、辞めずにずっと利用しているのは先に話をしたメリットもそうですが、クレームがあったときの対応が迅速だったり、まめに状況を聞いてくれて、改善提案をしてくれたりするなど、対応が気持ちよく、常に良好な関係が保てていることが大きいです。これからも利用させていただきます。