FDT Group 日本支部は「FDTユーザーセミナー2016」を、東京・中野サンプラザで10月26日開催、約50人が参加した。
同セミナーはFDTへの理解を深めてもらおうと毎年開催しており、今回で10回目。FDT技術は、ベンダーやバスプロトコルの垣根を越えて、マンマシンインターフェースを標準化するソフトウエア技術。FDT技術を使用することで、設定を含めたエンジニアリング、機器状態の把握、計装保全の作業を大幅に削減できる。
冒頭、あいさつしたFDTグループ日本支部の亀井宏和支部長は「日本支部も今年で10年目を迎えた。今年は業界を驚かす2つの大きな出来事が起こった。一つは、トヨタ自動車のEtherCATの全面採用、もう一つはエクソンモービルのDCSに代わる次世代のオートメーションビジョンの発表である。この両社に共通するのはIoT化による進んだ製造工場の実現を目指していることである」と述べた。
その後、FDTの活動概要紹介や技術説明などが行われ、午後からはFA分野へのFDT技術の活用やデモが行われた。また、協賛会社の機器やカタログを展示するマイクロフェア(展示会)も併設された。