横河電機は、中位機種ながら上位機種と同様に、端子台と電子回路を隔壁で仕切って2室構造にしたことで、優れた耐環境性を実現した温度伝送器「YTA610」の販売を開始した。
YTAシリーズは、従来製品の「YTA110」と「YTA310/YTA320」から、今回発売する中位機種の「YTA610」と今年5月に発売した上位機種「YTA710」の2機種に刷新される。
現在市場にある中位機種の温度伝送器の多くは、温度や湿度など設置環境に制約があるが、同製品は中位機種ながら、上位機種の「YTA710」同様に端子台と電子回路を隔壁で仕切る2室構造を採用で、優れた耐環境性を実現した。
また、新シリーズは最新の通信規格HART7とFOUNDATIONフィールドバス ITK6に対応している。
さらに、HART通信対応の「YTA610」は、IECの機能安全規格61508に準拠し、SIL2の認証を2017年1月頃に取得する見込み。