安川電機は、ACサーボドライブ「Σ-7(シグマ・セブン)シリーズ」の回転形サーボモータのオプション仕様として、バッテリーレス絶対値エンコーダ搭載サーボモータを10月31日から販売開始した。
省メンテナンスに貢献
バッテリーレス絶対値エンコーダ搭載サーボモータは、エンコーダの磁石とコイルによって自己発電することで多回転量を検出し、不揮発性メモリに保存する仕組み。これにより、サーボパックの電源がOFFの場合でも、バッテリーなしで多回転量を検出・保存することが可能になる。また、サーボドライバ1軸ごと、または上位コントローラ側に配置していたバッテリーやバッテリーユニットが不要になることで、制御盤内の配線を簡素化でき、しかも寿命部品であるバッテリーをなくすことで、従来は2年ごとに必要だったバッテリー交換作業(メンテナンス)や、バッテリーの在庫管理が不要になる。
エンコーダは分解能24ビットで、電源電圧は200V。主な用途は、半導体・液晶製造装置・電子部品実装機、工作機械・金属加工機、包装機・ロボットなど。
バッテリーレス絶対値エンコーダ搭載サーボモータ