InterBEE2016  第52回国際放送機器展 11月16日(水)〜18日(金)幕張メッセで開催

 

WHAT WILL YOU DO NEXT?

新しいメディアの可能性を世界に伝えよう。

【最新の放送機器を紹介】

音と映像と通信のプロフェッショナルメディア総合展「Inter BEE 2016(第52回国際放送機器展)」(主催=電子情報技術産業協会)が、11月16日から3日間、幕張メッセで開催される。放送事業者や機器メーカー、関連サービス事業者が一堂に会し最新の技術・機器・装置を公開する。来場者も、放送ビジネスを支える最先端情報の収集に国内外から訪れる。産業用操作スイッチメーカーなどもビッグビジネスの獲得へ最新情報を提供する。開場時間は午前10時〜午後5時30分(最終日は午後5時まで)。入場は無料(登録制)。
Inter BEE 2016の開催スローガンは「WHAT WILL YOU DO NEXT?-新しいメディアの可能性を世界に伝えよう。」
第1回開催前年の1964年、衛星中継によって感動がはじめて世界に同時に伝えられ、翌65年から半世紀にわたり、放送・メディアの技術革新を紹介する場として開催を重ねてきたInter BEEは、今回から2020年に向け「新たなメディアの可能性を世界に伝えよう。」という思いをスローガンに掲げて開催する。
今回は展示ホールを拡張して、幕張メッセ国際展示場1〜7ホールを使用し、「プロオーディオ部門」、「映像表現/プロライティング部門」、「映像制作/放送関連機材部門」、「ICT/クロスメディア部門」の4展示部門構成で開催する。
出展者数も昨年の996社を上回り、過去最多となる。
Inter BEEには、操作用スイッチメーカーも注力して出展している。
操作用スイッチは、情報通信・放送機器や装置1台に対し採用される数量が他の産業機器よりも多い。放送局や映像・音響スタジオでは人が目と耳で情報をキャッチし、手で操作・確認する。そのため、手は千手観音のように多数のスイッチを操作することになる。操作パネルには1000個の押しボタンスイッチ、照光式押しボタンスイッチ、表示灯などがずらりと並んでいる装置もある。
操作パネルに密集したスイッチ群に対するスタジオオペレータの要求は厳しくなる一方である。
スイッチに向かう指の動きは目で追うと同時に、ピアノ演奏家のように長年の間に培った位置取りで行われる。そのため、表示色の色彩が大切な要素である。
操作用スイッチメーカーは鮮明な色を出し、多彩な表示色のスイッチを開発して対応している。表示はLEDやLCD、有機ELが採用されている。しかも、求められる情報量が増えつつあり、文字や絵、動画などでメッセージを表示できるスイッチも発売されている。
また、オペレータは指先の感覚を重視し、スイッチ操作時のクリック感はもとよりストローク量に敏感に反応することから、多種類の製品をそろえ、最適な機種選定を容易にしている。
近年は、ますます細やかになるエンドユーザーの要求を製品に反映させるため、操作用スイッチメーカーは機器・装置メーカーと密接な連携でデザイン、形状や機能などの技術革新を進める必要性が増している。展示に加え、併催企画も幅を広げる多彩な内容となっている。
「Inter BEE IGNITION」の新企画として、新展開が期待されるVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、ホログラム等の新しい映像表現技術や、ライブエンターテインメント技術を集め、新たなメディアの可能性を発信する新企画を展開する。

また、「Inter BEE CONNECTED」では、 キー局のネット戦略、視聴計測技術、番組マルチユース、OTT最新動向、ライブストリーミング等、メディアビジネスの最新動向を集約して情報交流を促進する14セッションを予定。
「Inter BEE EXPERIENCE」では、 前回までの「ラインアレイスピーカー」実演デモに加え、今回から新たに、最先端かつ高品質な「ヘッドフォン」と「マイクロフォン」の実演デモを展開、来場者に体感してもらえるようにする。
「Inter BEE CREATIVE」はリニューアルし、今年話題となったヒット作品のメイキング映像が本企画限定で披露され、第一線で活躍する監督やクリエイターによる制作秘話紹介や、最新の制作ツールの紹介を行うプレゼンテーションも開く。

映像音響多彩なコンファレンス

一方、多彩なコンファレンスも計画されている。
基調講演(無料)は、16日(水)に総務省大臣官房審議官吉田眞人氏、NHK技術局長・副技師長春口篤氏が、特別企画基調講演(無料)は、16日に(水)英・パフォームグループ「DAZN」COO Mr.John G leasure、17日(木)慶応義塾大学大学院中村伊知哉教授、ほか、18日(金)に映画監督樋口真嗣氏が行われる。
特別講演(無料)は16日(水)「災害多発する列島に対する放送とネットの役割」、18日(金)「IPライブ伝送提案の各方式と今後の展開」で予定。
さらに、シンポジウム(無料)は、17日(木)映像シンポジウム「進化する4K/8K映像コンテンツへの挑戦」、18日(金)音響シンポジウム「音声修復(レストアリング)の技術と応用」。
招待講演(無料)は、海外の企業や団体のリーダーが来日し、先進的な取り組みや最新動向を紹介するもので、17日(木)IABM、マイクロソフト、アマゾンウェブサービスの3セッション、18日(金)米国大使館商務部特別フォーラム、オラクルの2セッション、チュートリアルセッション(有料)は、若手エンジニア向けの有料講習会として、日頃は聞きにくいノウハウなどをテーマに開催する。

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