立花エレテックはFA機器周辺を強化することで、トータルにソリューション提案ができる体制を目指し、重点課題として「ロボット」「センサー」「システム」「産メカ」4分野のビジネスに注力している。
ロボットビジネスでは、新規開拓専任のロボットソリューション部を新設するとともに、FAシステム事業の各部に置いた「ロボットキーマン」を中心に製品知識を深め、各営業が商談事例を共有。パートナーとなるSIerとの関係強化も進めていく。これらの効果で2016年度上期のロボットビジネスの売上高は前年同期比120%になった。センサービジネスは、この2年間で専任営業マンが顧客に提案できる体制ができ、継続商談を受注するまでになった、人員も増強する。システムビジネスは製品単体を販売するだけでなく、システムとして提案することが支店レベルでも営業マンに根付いてきており、手応えを感じている。産メカビジネスの拡大に関しては、ソリューション提案を強化し、地道な営業活動を展開していく。事業拡大のカギとしてキャリア採用も進める。地域間のサービス体制均一化にも寄与しており、大阪で培った営業力で、東京、名古屋を強化していく。
海外は上海のFA技術センターを強化する。タイでも今年春、FA機器の専任人材を配置した。海外グループ会社との連携を強化し、国内、海外両面から顧客をサポートできる体制を作り上げていく。幅広い商品群と技術力でお客様をサポートし、日本で築いた「電機・電子の技術商社」の看板を、アジアでも知られるようにしていく。海外でも困った事があれば同社に相談可能だ。