大和無線電機は、1948年設立で、今年で68年と長い歴史を誇る。
東京・湯島の本社に営業部、特販グループ、東京営業所を、埼玉県戸田市にさいたま営業所、大阪市旭区に関西営業所をそれぞれ置き、営業と物流機能を担っている。同時に、市場のグローバル化に対応し、香港に現地法人「DITEC」を設置し、日本と海外をシームレスにつなぐ販売体制も構築している。
インターネットの普及などで流通の形態も大きく変化を見せる中で、同社は“商社のコンビニ”を目指し、電子部品からFA機器まで幅広い製品を、「1個でも1万個でも必要な時に、必要な場所へ、必要な技術(商品)を提供する」という姿勢で取り組んでいる。商社として、顧客と仕入れ先の間に入って最適な製品を最適なコストで最適なところに届けるという、流通本来の使命を果たすことで、存在価値をアピールしている。
このほど、ホームページをリニューアルするとともに、製品ポータルサイト「アぺルザ」とのリンクも開始し、早くから手がけているWEBを活用したネット販売の充実を図った。一方、秋葉原地区の地の利を生かした同業者との情報を共有したデリバリー体制などにも参画し、成果を上げている。また、デジタルピッキングによるトレーサビリティとPPM単位の不良率で、物流品質の向上にも取り組んでいる。
さらに、LED周辺機器を自社で製作して営業に活用するなど、市場の最先端にいる商社の役割を果たしている。
なお、このほど、直流大電力用ディスコネクトスイッチ「MARTS」の販売も開始した。