鳥居電業は、1925年創業と今年で91年を迎えた長い社歴を誇るFA制御機器商社。堅実な経営とFAを中心に市場にしっかりと根を下ろした営業展開で、仕入れ先、販売先と固い信頼を確立している。
国内の営業拠点は、東京・秋葉原の本社を中心に、4支店(東関東、南関東、西関東、日立)、2営業所(熊谷、九州)、2サテライトオフィス(北上、諏訪)を設置している。また、中国・上海には現地法人「拓麗自動化商貿」も設置して、日系企業を中心にサポートしながら、国内とリンケージした取り組みで大きな効果を上げている。
さらに、今年3月には名古屋の高砂電気商事を子会社としてグループに加え、中部地区での営業体制を強化した。
業績も、強みを有する半導体製造装置関連の堅調な拡大に加え、有機EL関連も伸長している。また、医療や分析機器関連も緩やかな伸びを見せ、貢献している。
同社は商社の基本とも言える「人」に重点を置いた徹底した社員教育を継続して行っており、SEやメーカーの実施する資格試験合格者などを多数抱えることで、顧客との信頼関係を構築し、技術力の高い商社としての評価を確立している。
商品の多様化と市場のグローバル化の中で、海外製品の扱いをこの頃、増やしており、米・ハネウェルやMTSセンサーテクノロジー、台湾・デルタ電子、ベルギー・eWONなどの販売を行っている。これらの製品を中心に「鳥居ショップ」として、ネット販売も行っており、いつでも、どこからでも購入できるようにしている。