IDECは、パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社と共同で半導体レーザー光源の高効率スポット照明の開発に成功した。
高出力半導体レーザーを高変換効率蛍光体、高集光効率反射鏡と組み合わせた白色スポット照明は、白色LEDを用いたスポット照明に比べ30%の省エネを実現。今後工場照明や倉庫照明向けなどのスポット照明として実用化を目指す。
工場や倉庫などの大空間では、必要箇所のみをスポット的に高照度化することで、空間全体の省エネを図ることが一般的で、これまでスポット照明はメタルハライドランプが主に使われてきた。
LED照明も市場に出てきたが、集光性の面において課題があり、より明るく集光性に優れた点光源の半導体レーザーを用いた高効率なスポット照明の実現が求められてきた。
今回開発した半導体レーザー光源の高効率スポット照明は、半導体レーザーと蛍光体、反射鏡によって発光部が構成されており、各社の技術を結集して開発を行った。